2012年8月4日

8/4 ミニトーク2「神戸から石巻へ。人がつなげるボランティアネットワーク」

eco-reso boothでのミニトーク2本目は、一般社団法人 ピースボートの代表理事である山本隆さんをゲストに迎え、ボランティアネットワークをテーマにトークが行われました。ナビゲーターは、おなじみのケン・マスイです!
テーマは「神戸から石巻へ。人がつなげるボランティアネットワーク」。

山本さんは阪神大震災を始め、インドネシア・ジャワ島での震災やスマトラ沖地震、アメリカでのハリケーン、カトリーナ被害などにもボランティアとして復興活動をしてきた経験の持ち主。
震災被害、津波被害といっても、その土地柄によって、被害状況や課題点がいろいろと違ってくるそう。

例えば、東日本大震災のときは、阪神大震災の時に比べて被災地のもともとの地域コミュニティや近所付き合いが強かったので、そこは地元の人々に任せてボランティアは土地の再建作業に力を入れたそう。
そして、東日本大震災では、自分たちの被災経験を基にボランティアに取り組んでくれる阪神大震災経験者の力も大きかったそうです。

淡路島会場は関西方面からきているお客様も多く、トーク会場で山本さんが「阪神大震災を経験した方はいますか?」と尋ねると、客席の半数近くの人の手があがりました。
「ボランティアをするときには、これまでの経験を生かして次につなげることがとても大切です。同時に、例えば東日本大震災では放射能という問題が生まれたように、新しい課題も必ず出てきます。でも復興への想いはみんな同じはず。その想いを胸に、みんなで取り組んで欲しいと思います」という山本さんの言葉に、会場のみなさんは深くうなずいていました。

2012年8月4日

ランチタイムレポートpart1!

腹が減ってはなんとやら。
ライブレポートに負けない人気と噂のランチレポート、淡路島編をお届けします!

ライブエリアからほど近い、pihaエリア。
ライブの合間には、どのお店にも長蛇の列ができる人気スポットから、
ランチレポート、スタート!


ふたばさんとancoさんが食べていたのは「暑いときには、やっぱり!」ということで、
「地球を救うカレー!」の「大地の野菜カレー(¥800)」。


野菜や豆がたっぷりで、マイルドなカレーは「好みの味です。おいしい~」と、お口に合ったよう。
実はこのおふたり、rivarside puuエリアにある「ニガオエヴギウギ」の絵描きさんなのだそう!
明日はふたりともブースにいらっしゃるそうなので、フェスの記念にぜひ足を運んでみてくださいね。


pihaエリアのはずれに腰を下ろして一息ついていた、すずきさん、もんぶらんさん、たらばがにさん。
女子ふたりは、「九州のムラ市場」で買った「ゆでとうもろこし(¥400)」をパクリッ!


「トウモロコシ、大好物なんです」
「このトウモロコシは甘くて実がパンパン。今年一番のおいしさです!」
エネルギーチャージして、ライブ後半も元気に乗り切りましょう~!

2012年8月4日

8/4 eco-reso talk『新しい日本のパースペクティブ』

淡路島にて第一回目のトークステージは、eco-reso nelioの客席の足元に水がはられた円形ステージにて行われました。

ステージの向こう側には青い空と緑、そして足元には水。
海風が抜ける気持ちのよい雰囲気です。
ステージに現れた小林武史も「みなさんいいですねえ。僕もそちら側に座りたいです」と羨ましそう。

ゲストは日本の新しい漁業を目指す合同会社「OHガッツ」で漁師として活躍している立花貴さん、衆議院議員の辻元清美さん、ピースボートの吉岡達也さん。
震災をとおして見えてきた新たな日本の未来と、被災地から芽吹きはじめた日本の可能性とその課題を語りました。

仙台出身である立花さんは、東日本大震災の際に家族の安否確認に戻り、そのまま雄勝町に残りボランティアを手伝っていたそう。
甚大な被害を受け、人口の8割が外に出てしまったその町で、「新しい漁業を始めよう」と立ち上がった人々を見て「自分も考えるのをやめて、湧いてくるエネルギーにまかせて行動しよう」と思ったそう。今は20年以上暮らした東京を離れ、雄勝町で漁業に取り組んでいます。


衆議院議員の辻元清美さんは、早稲田大学在学中にNGO「ピースボート」を設立した経歴の持ち主で、東日本大震災の際には災害ボランティア担当内閣総理大臣補佐官を務めました。
同じくピースボートを立ち上げた吉岡達也さんと、辻元清美さんとはなんと中学校時代に同級生だったそうです!

「人間はもっと謙虚になって自然と共生していかなければ。自然との付き合い方を変えていくべき。」と小林は言います。
阪神大震災の時にそのことに気が付いた人も多かったはず、あれがひとつの転換期だったのでは、とも。
当時からボランティア活動をしていた吉岡さんと辻元さんも、「あの震災で、ボランティアの重要性が注目された。今回の東日本大震災には100万人を越えるボランティアの人々が訪れた。みんなの気持ちが変わってきていると感じる」と続けます。

「東北にボランティアに行く人も、デモに行く人想いは同じ。“原発を動かさないと経済が大変になる”というのは本末転倒。それなら原発を動かさないでも大丈夫な経済に変えなければ。ギアチェンジをする時期がきています」と辻元さん。
「いま、政府が「エネルギー・環境に関する選択肢」に対する御意見の募集(パブリックコメント)を求めています。この会場の、think energyのブースでもパブコメに答えられますのでぜひみなさん足を運んでください(※1)」と吉岡さん。
これまで数々の災害対策やボランティアを経験してきた二人は、「結局は人の力。小さな種を撒くことによって、大きな実がなることがある。ボランティアでも一人ひとりの小さな力が大きな動きになる」と結びました。

(※1)パブリックコメントはこちらからも応募できます。
内閣府のページへ。
https://form.cao.go.jp/aec/opinion-0027.html

2012年8月4日

8/4 ミニトーク1「Meets 福しま 福島のいまを知る」

pihaエリアのeco-reso boothでは、淡路島会場でもミニトークを開催中です!
本日11:15からは、「Meets 福しま」の宍戸慈さん、木下真理子さんがナビゲーターとなり、
「NPOフロンティア南相馬」の理事、伊藤孝介さんをお迎えして、
「Meets 福しま 福島のいまを知る」をテーマにトークをおこないました。


震災前は、地元・南相馬から離れた東京で、会社員として働いていたという伊藤さん。
市議会議員をしている同級生からの「今すぐ助けに来て欲しい」という切実な声をきっかけに、
地元の若者たちと共に、子どもの支援活動や産業支援活動、
また放射能測定器の貸し出しなどをおこなうNPOを立ち上げたのだそう。


南相馬市には原町と小高、鹿島の3つの地区があり、なかでも小高市は、
今年の4月に福島第1原発事故の警戒区域が解除となった場所です。
倒壊したままの住居や津波の水が入り込んだままの場所など、
震災の被害が手付かずになっている、生々しい写真がスライドに映し出されます。


「みなさん、芝生の上にバッグを置いていますが、
福島では、そんなことも躊躇してしまうんです」と、木下さん。
ユーモアを交えた話のなかにも、
お花を摘んできた子どもを怒らなくてはいけないお母さんの話といった、
当たり前のことができなくなってしまった現実に、
聴いている人たちも驚きを隠せません。


昨年12月に南相馬市へと戻ってきた伊藤さん。
「震災復興ができるのは今しかないと思ったんです。自分で一歩を踏み出すことで、
今まで会えなかった人に出会えたり、たくさんの体験ができました。
活動は大変だけれど、楽しいですよ」と、語る姿には充実感が漲っています。

「小林(武史)さんに初めて会ったときに、”福島に興味がある”と言われて、
すごくうれしかったんです。腫れものに触るように扱われることが多いけれど、
もっと私たちの生活のことや放射能のことを知ってほしい。
福島に興味を持ってもらえるような取り組みや、伝え方をしていきたいです」(宍戸さん)。

福島から遠くはなれた淡路島で、被災地の現実やそこで暮らす人たちの声を
知ることができる、とても貴重なトークとなりました。

2012年8月4日

eco reso neliöに行ってみよう!

ap bank fes’12 ap bank Fund for Japan、
淡路島で、eco-reso talkやeco-reso liveの会場になっているのが、
eco-reso neliö(ネリオ)エリアにある円形ステージ。
ここでは、普段は池になっている部分を客席として使っているんです。


足元には水が流れているので、ひんやり涼しくて
みなさんとっても気持ちよさそう!


このステージを彩っている木々は、代々木VILLAGEの植物を
プロデュースしている西畠清順さんが世界を巡り探し出したものなんです。
メインステージとはひと味違う、のんびりとした雰囲気。
ぜひ足を運んでみてくださいね!


本日のeco-reso live、つま恋に引き続きやってきたのは、だいじゅ!
持ち味のハッピーなグルーヴ全開で、
暑さを吹き飛ばす爽やかなライブを披露して楽しませてくれました。

本日20時からは、曽我部恵一とPermanentsが登場します!