2011年7月17日

フェスを支えるエネルギー!

2005年の初開催時から環境負荷の少ないイベントづくりに取り組むap bank fes。 今年も会場のいたるところで自然エネルギ―や新しい技術を積極的に取り入れています。 pihaやpuu、キャンプサイトなどの電力を支える発電機。てんぷら油などの廃食油をリサイクルして作られたバイオディーゼル燃料で動きます。 こうやってスタッフが燃料を入れてまわっているんですよ! koti marketにある太陽光パネルのエネルギ―は奥に見えるミストシャワーに活用されていたり。 pihaにあるthink energyブースでは、フェスで挑戦してきた自然エネルギーの利用について紹介しています。震災後、みんなが真剣に具体的に自然エネルギーを考え始めてきているなかで、注目を集めている展示内容となっていますので、ぜひのぞいてみてください!

7/17 eco-reso talk 「エネルギーシフトの時代へ Part.1」

フェス2日目のeco-reso talkは、既にエコレゾ ウェブにもご登場いただいている方々と小林武史が改めて「エネルギーシフト」について深く語り合いました! 会場は立って視聴する人もいるほどの満席! ゲストは、社会学者の宮台真司氏、自然エネルギー政策を提言する“エネルギー革命家”の飯田哲也氏、そして環境ジャーナリストの枝廣淳子氏の3名。 トークの中心となったのは、自然エネルギーへの移行について。東京電力、福島第一原発の事故を受けて、自然エネルギーへの移行に注目が集まっているなかで、なぜ日本は、もっとスムーズに自然エネルギーへの道を歩めないのか。 政治体制の問題なのではなく、自分たち個々が持っている、「人にお任せのくせに文句は言う」という根強い慣習が問題と指摘する宮台さん。 「自分で引き受けて、考える」ということを身につけ、実践していく先に、大量生産、大量消費のエネルギー政策があるのではなく、地域分散型、エネルギーの自立があるのではないかという意見が交わされました。 枝廣さん、飯田さん、小林など数名が発起人となって立ち上げた「みんなのエネルギー・環境会議」が7月31日から始まるということも告知されました!一人一人が考え、意見交換ができるオープンな場にしていきたいというこの活動。ぜひ今後に注目してください!

朝はやっぱり、ラジオ体操!

新しい朝が来た、希望の朝〜♪夏休みといえば、「ラジオ体操」です。 ちょっと遅くなってしまいましたが、今朝、キャンプエリアeco-reso campでおこなわれたラジオ体操をお届けしましょう! 朝7時、今朝は曇りで過ごしやすい〜という陽気でしたが、8時のラジオ体操の音が流れ始めたら、小雨が降り出し、そぼ降る雨の中での体操となりました。 サイトの中心にあるキャンプサイトバーに集まったのは、老若男女、50名は超えているのではないでしょうか。よくよく見回すと、各自テントの前に出て体操をしています。 腕を広げ、胸を開ける体操では、あちらこちらから「うぉ〜」「ううぁ〜」とうめくような声も!?(ストレッチ効果でしょうか??) キャンプエリアでは、毎朝ラジオ体操以外に朝ヨガもおこなわれています。 気持ちの良い朝の始まり、みんなで感じてみませんか?

オフィシャルグッズも大盛況!

オープンと同時に長蛇の列ができてしまう、毎年大人気のオフィシャルグッズ。 今年は、グッズの収益も災害復興支援に充てられるんです。暑いだけあって、Tシャツやタオル、手ぬぐいが大人気。先程見てきたときも、売り切れマークがたくさん付いてました! 行列を避けたい人は、ライブの時間帯が狙い目です。でも、人気のアイテムは売り切れてしまうので、お早めに!

7/17 ミニトーク1 「「コットン」を通した復興支援」

フェス2日目、会場全体の調子もノッてきています! eco- reso boothでのミニトークも今日は3本!朝イチ9:30から行われたトークテーマは、「コットン」を通した復興支援です。 トークを進めるのは、紡績エンジニアの近藤健一さん(大正紡績株式会社)、農家の赤坂芳則さん(有限会社イーストファームみやぎ)、そしてkurkkuのスタッフ・江良慶介。 はじめに綿の実が5つ着いた枯れ枝を会場にいる人に見せて、「この5つの綿で、靴下1足を作ることができます」という近藤さんの言葉に、場内から「へぇ〜」という声が。 「コットン」を通した復興支援とは、東日本大震災時の津波で塩害を被った仙台市の沿岸沿いの畑で、コットンを育てて土地を生き返らせよう!というもの。 今回、東日本大震災の津波では、沿岸部の田んぼが塩害を被りました。赤坂さんが農家をしていた、お米「ひとめぼれ」の生産地帯である仙台市の沿岸沿いも、壊滅的だったそうです。 しかし実はコットンは、塩に強い植生を持ち、塩害を受けた土地もコットンを育てると再生するそう。そこで長年海外でコットンを生産してきた近藤さんが、東日本でコットンを作ってみようと思い、宮城県でお米農家をしていた赤坂さんを訪ねたとのこと。 そこに、クルックのプレオーガニックコットンプロジェクトや、さまざまなアパレルメーカーも協力し、一大プロジェクト「東北コットンプロジェクト」が誕生しました。宮城の穀物地帯は、コットン地帯として生まれ変わるかもしれません! プロジェクトは、5月にタネを植え、収穫は11月ごろになる見通し。今後の展開をお楽しみに!