掛川宿にある「掛川本陣」では、お茶にまつわるワークショップを開催しています。
今回はスタッフが、棒焙じ茶づくりを体験しました!
今回炒ったのは、「棒茶」とよばれるお茶っぱの茎の部分。
焙烙(ほうろく)に棒茶を入れたら、あとはひたすら大きく回しながら弱火で炒っていきます。
「焙烙の回し方で、料理をしてるかどうかが分かるんですよ」と、
富士東製茶の松浦さん。焙烙を持つ手に緊張が走った瞬間です……!
時間がたつと徐々に、ほうじ茶ならではのよい香りが!
お好みの状態になったら、急須へどうぞ。
熱湯を注いで、何度かにわけて湯のみについでいきます。
最後の一滴までしっかりと絞り切るのが、おいしい日本茶を煎れるコツ!
今回は、炒り時間を変えた2種類のお茶を飲み比べさせてもらいました。
左が5分くらい炒ったもの。右は15分ほど炒り続けました。
では、飲んでみましょう!
左は緑茶の香りが強く、甘みを感じるフレッシュな味。
右は香ばしい香りで、苦味と深みのバランスが絶妙!
同じお茶を使っているのに、炒る時間によって、ここまで風味が変わるなんて驚きです!
「お茶は、産地や栽培方法、また使う葉の部分や揉む人によってまったく味が変わるんですよ。
ワークショップを通じてお茶に興味を持って、お茶を上手にいれることができる
“お茶男子”や”お茶女子”が増えてくれたらいいなと思っています」と、松浦さん。
しけってしまったお茶も、鍋を温めて余熱で空煎りするだけで香りが蘇り、
豊かな味わいになるのだそう。家庭でも簡単にできますね!
お茶もコーヒーのように、気分によって変えたりカスタマイズしたりするのも楽しそうです!
こちらのブースでは、手揉み茶体験もおこなっています!
また、JA掛川市では、9月に東京・有楽町にある「静岡県東京観光案内所」でも
お茶を楽しめるワークショップをおこなうのだそう。
会場で体験できなかった人は、こちらもチェックしてみてください!