ap bank fes 初日、kotiエリアにあるeco-reso talk stageでは、『Food Relation Network(以下、FRN)』と題して、ap bank の食と農のプロジェクトである『FRN』のことから、食と農にまつわる問題について語り合う場となりました。
登壇者は小林武史、山下一穂さん(山下農園代表)、笹島保弘さん(『イル・ギオットーネ』オーナーシェフ)、五十嵐美幸さん(『美虎』オーナーシェフ)、奥田政行さん(『アル・ケッチァーノ』オーナーシェフ)とap bank でもおなじみの面々が並びます。
小林から各登壇者の紹介があったあと、いよいよ本題へ。今回のトピックはTPPについて。農業の自由化とも言われるTPP、この是非を巡って活発に意見が交わされました。
山下さんは「いずれTPPは実現されるだろうと思っていますが、怖くないです。日本の農業のクオリティで勝負すれば、むしろチャンスです」と希望に満ちた表情で語ります。また自らのライフスタイルを見つめ直すチャンスだとも。
奥田さんも「この議論が、『安ければ何でもいい』から、みなさんが日本の食材に誇りをもつきっかけになれば」と話します。
食の話からライフスタイルの話にまで及んだこのトーク、小林は最後に、「僕らが食べている野菜はそもそも太陽からの一方的なギフト、それを与えてもらっているという気持ちを大事にしたいね」と観客に語りかけると、会場は大きな拍手に包まれました。